今回は会場の都合で午後の開催となりました。 いつもと時間が違うのでレギュラーメンバーのほとんどは不参加でしたが、新たな参加者がなんと6人も参加してくださいました。
前回、講師のIさんが仕事で都合が付かず、私と幹事のSさんが臨時講師ということで、受講者の方たちの期待を裏切ってしまいました。 しかし、未熟な講師のおかげで自分達で考える機会ができ、良い復習ができたと前向きに考えています。
初参加の方が多かったので、まずは自己紹介から。 ボランティアの男性が一人、介護タクシーを運営されている方が一人、その他は施設の現場で活躍されている方々です。
まずは基本の立ち上がり介助から。 最初はあまり使う機会がない技術かと思われましたが、意外とそういう場面が多いのに気づかされます。 少し手伝えば立てる方が対象なので、技術を使わないで力業でやっていたのです。 技術を使えば、介助者の負担軽減はもちろん、当事者の残存能力を生かすことでリハビリ効果も期待できます。 見た目は簡単そうですがコツをつかまないとうまくできません。 受講者は先生に何度もコツを聞いていました。
次に、メインの移乗介助です。 これは見た目に派手な技術ですが、意外と簡単に習得できます。 今回も皆さん、早く成功することができていました。 うまくコツをつかまないと、翌日は筋肉痛です。 私が家内の満理子を介護するようになって何度も腰を傷めたり腱鞘炎で手を使えなくなり、その結果いろんな技術を習得できたのです。 この講習を受講すればそんな痛い思いをしないで済むのです。
途中、受講者のリクエストで床に寝ている全介助の方をベッドや椅子に座らせる技術を披露してもらいました。 意外とそのような場面があるのです。 NPO法人活きるでは移動困難者の外出支援(有償福祉移動サービス)を展開していますが、私が担当した際に、私の負担を減らす為に気をきかせて、奥様が寝たきりのご主人を車椅子に移乗させるのに失敗し、床に落としてしまったのです。私が行ったときご主人は床に寝ていたのです。その状態から車椅子へ移乗させるのは至難の技でした。 こんなときに役立つのです。 下の動画を参照下さい。
最後に次回の勉強会の開催をお約束したら、次回も参加したいという方が多くいました。
在宅で介護をされている方、介護の仕事をされている方、身体障害者の支援をしている方はぜひご参加ください。
次回開催日は未定ですが、1月下旬か2月上旬を予定しています。 日程および会場が決まりましたら、ここでお知らせします。
(記 宮脇)
|